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低胃酸 vs 胃酸過多、あなたの消化不良はどちらですか?
ブログ 2025年9月16日

低胃酸 vs 胃酸過多、あなたの消化不良はどちらですか?

崔然昇
崔然昇
代表院長

「先生、胸やけがしてゲルポスを飲んだら、お腹がさらにパンパンになり、げっぷから酸っぱい匂いが上がってきました。きっと胃酸過多のせいだと思うのですが、なぜもっとひどくなるのでしょうか?」

40代男性のFさんは、その疑問を隠しきれませんでした。彼はストレス性胃炎と診断されて胃酸抑制剤を服用していましたが、腹部の膨満感と不快なげっぷは続いていました。彼は胸やけがするたびにゲルポスやアルマゲルを飲んでいましたが、その瞬間だけはましになるものの、症状は悪化しているように感じたと話しました。

胃酸は「敵」ではなく、私たちの体の「保護者」である

多くの人が胸やけを感じると、無条件に胃酸過多を疑い、制酸剤を求めます。しかし、胃酸は単に食べ物を消化する役割だけを担っているのではありません。胃酸は、私たちの体内に入ってくる細菌を殺菌する**一次防衛線**であり、胃腸の動きを調整する**信号機**の役割も果たしています。胃酸が不足すると、食べ物が適切に消化されずに胃腸内に停滞し、腐敗し始めます。

あなたの胃を「食べ物を処理する炉」だと想像してみてください。胃酸過多は火力が強すぎて炉の周りが焦げてしまうようなもので、胃酸不足は火力が弱すぎて食べ物が適切に調理されずに腐っていくようなものです。このように、胃酸不足はむしろ「腐敗」の過程でガスと酸を生成し、逆流を引き起こします。

胃酸不足の皮肉:胃酸過多と同じ症状

胃酸不足は「偽性胃酸過多」とも呼ばれます。胃酸が不足すると、食べ物の消化が遅延し、胃腸内にガスが充満し、このガスが胃内容物を押し上げることで逆流を引き起こします。この時、食道に逆流した酸は少量であっても、食道粘膜を刺激して胸やけを引き起こします。これは胃酸過多による胸やけと区別するのが困難です。また、適切に消化されなかったタンパク質が腐敗することで、卵が腐ったような不快なげっぷを引き起こすこともあります。

💡「自分だけのセルフテスト」:

食後に胃もたれや胸のつかえを感じた時、ベーキングソーダ(重曹)を小さじ半分、水に溶かして飲んでみましょう。3分以内にげっぷが出ないか、非常に弱い場合は、胃酸不足である可能性があります。(注意:このテストは診断ではなく、あくまで参考用です。)

むやみに抑制せず、原因を探そう

慢性的な消化不良で制酸剤が手放せないなら、少し立ち止まって、あなたの症状が本当に胃酸過多によるものなのか、もう一度考えてみましょう。胃酸不足を胃酸過多と誤解して制酸剤や胃酸抑制剤を服用すると、ただでさえ不足している胃酸がさらに抑制され、消化機能が完全に損なわれる悪循環に陥る可能性があります。これは胃の一次防衛線を破壊し、細菌感染のリスクを高めることにもなります。

真の解決策は、胃酸を抑制することではなく、胃酸が正常に分泌されるように助けることです。食事の際はゆっくりとよく噛んで食べ、食前に軽い胃腸運動を行うか、ストレス管理を通じて自律神経系のバランスを取り戻し、胃酸分泌を正常化する必要があります。あなたの胸やけは、胃酸過多の悲鳴ではなく、胃酸不足のささやきかもしれません。

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崔然昇

崔然昇 代表院長

治りにくい病気や再発を繰り返す病気のため、複数の医療機関や診療科を経て来院される方を多く診てきました。腹痛、頭痛、動悸、めまい、不眠など、本来は異なる診療科で扱う症状が一人の方に重なって現れることもあります。それぞれの症状に薬を服用してもはっきり改善せず、不調のある状態がいつの間にか日常になっている場合もあります。このようなときは、個々の診断名だけでなく、複数の症状がどのようにつながり、ともに変化しているかを確認します。 現在最もつらい症状だけを伺っても、その経過全体を把握することは困難です。体が最初に変化した時期、病気・手術・出産を経験したとき、薬を始めたり中止したりした後にどのような変化があったかを確認します。体重、食事、睡眠の変化も振り返り、以前の治療で改善した症状と残っている症状を時系列で整理します。 検査結果、診断、これまでの治療経過は、現在の体の状態を把握するために必要な情報です。現代韓医学の臨床研究、現代医学の生理・病理研究、古典医書に蓄積された観察は、同じ体を読み解くための異なる視点です。患者さんを一つの視点に当てはめるのではなく、それぞれの視点が説明できる範囲を見極めながら、別々に扱われてきた症状と治療経過を一緒に理解する手がかりを探します。

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