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診療日記 #03 — 胃もたれ、体のむくみ、不眠
ブログ 2026年4月30日

診療日記 #03 — 胃もたれ、体のむくみ、不眠

崔然昇
崔然昇
代表院長

診療日誌 #03

胃がむかつき、体がむくみ、眠れない


食後すぐにトイレに駆け込まなければならない。ガスがたまり、お腹が張る。正常便の時もあるが、軟便になることが多い。

体がむくみ、体重が8kg近く増えた。夜になると下半身を中心にむくみ、排尿のため頻繁に目が覚める。アレルギー反応が出て、顔、首、腕の肌にトラブルが発生した。

勉強しなければならないが、集中できない。眠くて横になっても寝付くまでに時間がかかり、すぐに目が覚めてしまう。胸がドキドキすることがあり、熱っぽさを感じることもある。

これらの症状すべてが、6月の試験を前に重なって現れている。


漢方医学の視点:脾胃(ひい)という中心

この患者の多様な症状 — 消化不良、体重増加、むくみ、不眠、皮膚アレルギー — は、ある一点で繋がっている。

脾胃(ひい)。

『東医宝鑑』において、脾胃は単なる消化器官ではない。体全体の気(き)と水分(すいぶん)を調節する中枢である。脾胃が健康であれば、食べ物から気力を生み出し、水分を適切に管理し、皮膚や筋肉を丈夫に保つことができる。

この患者の場合、脾胃が二つの側面で問題を引き起こしている。

一つは湿(しつ)である。 脾胃が弱まると、物質を適切に処理できなくなる。処理されなかった水分は体に溜まり湿(しつ)となり、湿は体重増加、むくみ、肌トラブルに繋がる。

もう一つは熱(ねつ)である。 溜まった湿は、時間が経つと熱に変わる。この熱が胸を熱くし、睡眠を妨げ、皮膚に現れてアレルギー反応を引き起こす。


ストレスと脾胃の関係

試験のストレスは肝(かん)を緊張させる。肝が緊張すると脾胃を抑えつけ、脾胃の機能はさらに弱まる。食後すぐに排便するようになること、胃がもたれて満腹感が続くこと、不規則な食事でも食欲がある現象は、すべてこの繋がりで説明される。


まとめ

このケースは、脾胃(ひい)の虚弱を基盤として湿熱(しつねつ)が蓄積し、ストレスがそれを悪化させている典型的なパターンである。治療は、脾胃を丈夫にし、蓄積した湿熱を解消する方向でアプローチした。


この文章は、実際の診療経験に基づき再構成した臨床エッセイです。患者の個人情報は保護されており、処方名と具体的な治療内容は匿名化されています。個人の健康状態については、必ず専門家にご相談ください。

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崔然昇

崔然昇 代表院長

治りにくい病気や再発を繰り返す病気のため、複数の医療機関や診療科を経て来院される方を多く診てきました。腹痛、頭痛、動悸、めまい、不眠など、本来は異なる診療科で扱う症状が一人の方に重なって現れることもあります。それぞれの症状に薬を服用してもはっきり改善せず、不調のある状態がいつの間にか日常になっている場合もあります。このようなときは、個々の診断名だけでなく、複数の症状がどのようにつながり、ともに変化しているかを確認します。 現在最もつらい症状だけを伺っても、その経過全体を把握することは困難です。体が最初に変化した時期、病気・手術・出産を経験したとき、薬を始めたり中止したりした後にどのような変化があったかを確認します。体重、食事、睡眠の変化も振り返り、以前の治療で改善した症状と残っている症状を時系列で整理します。 検査結果、診断、これまでの治療経過は、現在の体の状態を把握するために必要な情報です。現代韓医学の臨床研究、現代医学の生理・病理研究、古典医書に蓄積された観察は、同じ体を読み解くための異なる視点です。患者さんを一つの視点に当てはめるのではなく、それぞれの視点が説明できる範囲を見極めながら、別々に扱われてきた症状と治療経過を一緒に理解する手がかりを探します。

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