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なぜいつも疲れていて、消化も悪く、微熱が続くのだろうか?
ブログ 2025年6月24日

なぜいつも疲れていて、消化も悪く、微熱が続くのだろうか?

崔然昇
崔然昇
代表院長

こんにちは。白鹿潭漢方医院です。

今回は、「正常」という言葉がかえって不安に感じる方々へ向けたお話です。

体力が底を尽き、風邪でもないのに体がだるくゾクゾクし、微熱を感じるのに体温は正常で、食事をすると消化不良になり…

病院に行っても異常はないと言われるのに、体はどうにも以前のようではないですよね。

これは単なる症状の集まりではなく、「回復しない体」が送る一種の警告信号である可能性があります。

1. このような症状、どんな病気なのだろう?

ほとんどの場合、風邪や疲労の蓄積と片付けられてしまいます。

しかし、時間が経っても治らない、あるいは頻繁に繰り返されるのであれば、話は別です。

夜眠ってもスッキリせず、筋肉痛のように体が痛み、特に夕方になると顔がほてったり、冷や汗をかいたりすることもありますね。

消化はいつも滞り、食事をするとさらに疲労感が増すこともあります。

どこか悪いのではないかと心配して病院に行ってみると… 血液検査も、レントゲンも、さらには胃内視鏡検査まで「正常」という結果が出ます。

それでも、体は明らかに不調の信号を送っているのです。

2. いつからこうなったのだろう?

体が崩壊する前は、あまり気づきません。

たいていこのように始まります: 睡眠時間を削り、食事を規則正しく摂らず、ストレスを無視し、たまに体調が悪くても我慢してやり過ごし…

このようなことが繰り返されるうちに、ある時点から「以前のようではない」という言葉が自然と口から出るようになります。

これは単なる体調不良ではなく、回復能力そのものが崩壊しているということです。

3. なぜ回復しないのだろう?

私たちの体には常に回復システムが働いています。

筋肉を使えば再生され、感染が起きれば自ら治癒し、疲労が溜まれば睡眠中に回復するのが当然の仕組みです。

しかし、ある時点でこの回復メカニズムがあまりにも多くの要求を受け、適切に対応できなくなる状態になるのです。

そうすると、エネルギーが底を尽きやすくなり、消化は遅くなり、微熱やほてり感が不規則に現れ、夜中に頻繁に目が覚めたり、冷や汗をかいたりするようになります。

これは「病気」ではなく「回復の失敗」です。

しかし、西洋医学ではこれを病気と分類しないため、実質的な治療は行われません。

4. 病気がなければ、治療もないのですか?

実際にはそうなのです。

正常範囲内であれば、「少し休めば大丈夫でしょう」、「ストレスのせいでしょう」、「ビタミンを摂ってみてください」といった言葉以外に聞けることはありません。

胃腸薬、鎮痛剤、睡眠導入剤、総合栄養剤… これらを処方されますが、根本的に回復メカニズムを復元するアプローチはほとんどありません。

5. 機能医学はどんな代替案を提示したのだろう?

近年では、機能医学がこのような問題に注目し、細胞レベルで回復力を高める方法を提案しています。

ミトコンドリアの活性化、アダプトゲン補給、腸内微生物の調整、微細炎症の抑制… このような戦略は確かに効果があるかもしれません。

しかし、生活リズム、エネルギーの流れ、個人の体質の差を細かく反映できないという限界があります。

6. 漢方医学はそもそも「回復」を治療します

漢方医学は病気の大きさよりも、回復力の状態そのものを中心に据えて診断し、治療します。

体がまだ病気という段階に至っていなくても、回復システムが遅くなったり、うまく機能しなくなったりしているのであれば、それ自体が十分に治療の対象となります。

漢方医学には「補法」と呼ばれる、回復を促す治療体系が存在します。

これにより、低下した気力を高め、消化機能を回復させ、自律神経を安定させ、熱を鎮め、津液(しんえき)を補給します。

7. 体質によって異なる回復戦略

例えば:

  • 気虚型: 疲れやすく、口数が少なく、消化力も弱い人 → 補中益気湯、生脈散
  • 陰虚型: ほてり感が強く、口が渇き、疲れていてもよく眠れない人 → 滋陰降火湯、清蒿鼈甲湯
  • 脾胃虚弱: 胃が頻繁にむかむかし、食後の疲労感が強い人 → 参朮健脾湯、平胃散

そして、自律神経の調整が必要な場合は、鍼治療と呼吸を中心とした調整法を併用します。

8. 回復力は病気になる前に崩壊する

検査上異常がないからといって、問題がないわけではありません。

回復しない体、それ自体が病気よりも先に現れる警告なのです。

このような症状が繰り返されているのであれば、単に「疲れている」と見過ごさないでください。

病気でなくても、体は今、「回復させてほしい」と訴えているのかもしれません。

ご相談ください

オーダーメイド治療を。

崔然昇

崔然昇 代表院長

治りにくい病気や再発を繰り返す病気のため、複数の医療機関や診療科を経て来院される方を多く診てきました。腹痛、頭痛、動悸、めまい、不眠など、本来は異なる診療科で扱う症状が一人の方に重なって現れることもあります。それぞれの症状に薬を服用してもはっきり改善せず、不調のある状態がいつの間にか日常になっている場合もあります。このようなときは、個々の診断名だけでなく、複数の症状がどのようにつながり、ともに変化しているかを確認します。 現在最もつらい症状だけを伺っても、その経過全体を把握することは困難です。体が最初に変化した時期、病気・手術・出産を経験したとき、薬を始めたり中止したりした後にどのような変化があったかを確認します。体重、食事、睡眠の変化も振り返り、以前の治療で改善した症状と残っている症状を時系列で整理します。 検査結果、診断、これまでの治療経過は、現在の体の状態を把握するために必要な情報です。現代韓医学の臨床研究、現代医学の生理・病理研究、古典医書に蓄積された観察は、同じ体を読み解くための異なる視点です。患者さんを一つの視点に当てはめるのではなく、それぞれの視点が説明できる範囲を見極めながら、別々に扱われてきた症状と治療経過を一緒に理解する手がかりを探します。

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