ホーム ブログ 皮膚疾患
手相でアトピー診断?
ブログ 2025年1月19日

手相でアトピー診断?

崔然昇
崔然昇
代表院長

フィラグリンは皮膚バリアにおいて重要な役割を果たします。以前の記事でフィラグリンについてさらに詳しく説明した資料をご参照いただけます:

アトピー遺伝子異常に応じて、同じアトピーであっても臨床的、生物物理学的特性が異なる点が重要です。特にフィラグリン遺伝子異常がある場合、アトピーの病態がより重い体質であると理解できます。詳細をまとめたブログ記事はこちらでご確認いただけます。

Palmar Hyperlinearity

興味深い点は、Palmar hyperlinearityです。手掌の皺の様相がフィラグリン遺伝子によって異なり得るということです。関連研究は以下の通りです:

Fukuie, T., Yasuoka, R., Fujiyama, T., Sakabe, J., Taguchi, T., & Tokura, Y. (2019). Palmar hyperlinearity in early childhood atopic dermatitis is associated with filaggrin mutation and sensitization to egg. Pediatric Dermatology. doi:10.1111/pde.13752

手掌の皺の様相は、以下のような兆候である可能性があります:

  • 手掌線が多く見えるか
  • 手掌線の深さ
  • 手掌の皺の数
  • 母指球筋部(thenar eminence)を横切る手掌線の有無

これらの手掌線の様相がフィラグリン遺伝子異常の兆候である可能性があり、統計的有意性があるという研究結果があります。より多くの資料を読んでみるのも興味深いでしょう。

要約

  1. 手掌線を一度見てみてください。

ご相談ください

オーダーメイド治療を。

崔然昇

崔然昇 代表院長

治りにくい病気や再発を繰り返す病気のため、複数の医療機関や診療科を経て来院される方を多く診てきました。腹痛、頭痛、動悸、めまい、不眠など、本来は異なる診療科で扱う症状が一人の方に重なって現れることもあります。それぞれの症状に薬を服用してもはっきり改善せず、不調のある状態がいつの間にか日常になっている場合もあります。このようなときは、個々の診断名だけでなく、複数の症状がどのようにつながり、ともに変化しているかを確認します。 現在最もつらい症状だけを伺っても、その経過全体を把握することは困難です。体が最初に変化した時期、病気・手術・出産を経験したとき、薬を始めたり中止したりした後にどのような変化があったかを確認します。体重、食事、睡眠の変化も振り返り、以前の治療で改善した症状と残っている症状を時系列で整理します。 検査結果、診断、これまでの治療経過は、現在の体の状態を把握するために必要な情報です。現代韓医学の臨床研究、現代医学の生理・病理研究、古典医書に蓄積された観察は、同じ体を読み解くための異なる視点です。患者さんを一つの視点に当てはめるのではなく、それぞれの視点が説明できる範囲を見極めながら、別々に扱われてきた症状と治療経過を一緒に理解する手がかりを探します。

詳細を見る →

関連記事