頭皮湿疹、頭皮乾癬、脂漏性頭皮炎、接触性頭皮炎 違い?
目次
頭皮乾癬、頭皮アトピー性皮膚炎の様相を呈しています。左側が頭皮乾癬、右側が頭皮アトピー性湿疹の様相です。頭皮乾癬は、境界がより明瞭で、角質や鱗屑を伴う様相であることが分かります。一方、アトピー性皮膚炎では、顔や耳の部位まで湿疹が一緒に現れている様子です。境界がより不明瞭な形態であることも、鑑別ポイントとなり得ます。
Psoriasis und Ekzeme am Capillitium
脂漏性頭皮炎の様相では、フケや角質が特徴的に見られます。
アトピーによる頭皮湿疹
アトピー性皮膚炎の場合、頭皮以外にも他の部位と合わせて現れることがあるため、他の部位の皮膚の状態も一緒に確認してみてください。
アレルギー性接触皮膚炎
アレルギー性接触皮膚炎の様相は、少し異なる見え方をします。
上記の写真とともに頭皮乾癬、脂漏性頭皮炎、アトピーによる頭皮湿疹、接触性頭皮炎を比較した図表です。頭皮の症状については、ドイツの資料をいくつか見つけることができました。
参考文献
Sticherling, M. (2017). Psoriasis capitis und seborrhoisches Ekzem der Kopfhaut. Der Hautarzt, 68(6), 457–465.
この資料もドイツ語の資料から抜粋しました。頭皮乾癬の様相です。境界が比較的明瞭である特徴があります。
脂漏性頭皮炎
脂漏性頭皮炎では、鱗屑、フケの粉、またはかさぶたが黄色く現れます。かゆみは、頭皮湿疹、頭皮乾癬、脂漏性頭皮炎を区別する特徴的な症状とは言いにくいです。
頭部白癬
脱毛を伴う様相です。慢性的な頭皮の炎症は脱毛の原因となることがあるため、適切な治療を受けることが重要です。
Clinical Diagnosis of Common Scalp Disorders
上記の研究では、頭皮によく見られるいくつかの皮膚症状がまとめられています。代表的な症状は、フケ、脂漏性頭皮炎、頭部白癬、頭皮乾癬などです。年齢、ウッド灯、かゆみ、角質鱗屑、炎症、脱毛など、様々な要素を合わせて確認し、鑑別することが必要となるでしょう。
頭皮の皮膚疾患は、治療がかなり困難であり、治療経過も長期にわたることが少なくありません。加えて、慢性的な炎症による脱毛は患者に多大なストレスを与えるため、適切な治療を継続して受けられるようにすることが必要となるでしょう。