ダイエット食の体験談を読む — 間欠的断食、タンパク質、カロリーの確認点
診察室でよく伺うのが、「YouTubeで見た食事をまねしたら、最初は痩せたのに、すぐに戻ってしまいました」というお話です。体験談だけを見て始め、疲れてしまう方は少なくありません。


体験談の体重が急速に減る理由
ブログでは、16:8の間欠的断食と高タンパク食によって、4日で–1.7kg減ったという体験談をよく見かけます。16時間は食べず、8時間以内に食事を済ませる方法です。朝食にはりんご1/2個、卵2個、アーモンド15粒、ギリシャヨーグルト、こんにゃく米など、昼食には鶏むね肉150gとさつまいも1/2個などが組み合わされています。
問題は、一日の総摂取カロリーが900~1,100kcal程度と推定されることです。ある栄養資料では、成人女性に最低1,0001,200kcal、男性に1,2001,500kcalを勧めています。これを下回ると、初めは水分やグリコーゲンが先に減り、体重が急に落ちます。体験談の筆者も「4日を過ぎると減る速度が落ちた」と書いていました。最初の数日間の数字が、そのまま体脂肪の減少を示すわけではない、と捉えてください。

シン・ボンソンの2週間ダイエットの体験談に見られること
最近よく投稿されているのが、シン・ボンソンの2週間ダイエットです。Foodologyのセット(ToxologyとBurningology)を14日間使います。13日目は紫色のアンプルでクレンズ、4日目は回復食、514日目はBurningologyを一日に1包取る流れです。価格は1セット約5.9万ウォンです。
体験談では、**ハードコース(3日間、何も食べずにアンプルだけを取る方法)**を選んだ方が、「めまいと空腹がとてもつらかった」とよく書いています。通常コースは鶏むね肉などのタンパク質食品も食べるため、まだ続けやすかったという感想が多く見られました。短期的な数値は出ても、回復食から通常の食事に戻ると体重が再び増えるパターンは珍しくありません。「2週間で5kg、10kg」といった広告の数字は、推奨される減量速度とはかけ離れています。
白鹿潭韓医院では、こうした体験談をどう考えるか
診察室では、体験談の数字よりも先に減量の速度を確認します。韓国の医療情報でも、健康的な減量速度は週0.51kg、2週間で12kgとされています。体脂肪を1kg減らすには、約7700kcalの累積エネルギー不足が必要です。一日当たりでは、摂取量を500~800kcal減らす、または活動を増やす程度が現実的ということになります。
韓医学では、同じ肥満でも、陰虚・気虚・痰湿などの体質によって食事への反応が異なります。同じ鶏むね肉中心の食事でも、痰湿の体質ではむくみが先に引いて体重が減りやすい一方、気虚の体質では低カロリー食でめまいやだるさが早く出ることがあります。体験談をそのまままねすると、減量できる方もいれば、体調だけを崩す方もいるのは、このためです。
患者さんには、「体験談の食事をそのまままねせず、自分にはどんな変化が先に出るか、一週間だけ記録してみてください」とお伝えしています。めまいなのか、便秘なのか、むくみなのかによって、食事の調整方法は大きく変わります。

今日から取り入れられるポイント
体験談を参考にするときは、次の点を確認してみてください。
- 一日の総摂取量を、普段より500~800kcal減らす範囲から始めましょう。急に900kcal未満まで減らすと、筋肉の減少やリバウンドにつながります。
- 毎食、タンパク質を取りましょう。体験談の食事にも鶏むね肉150g、卵2個、ギリシャヨーグルトが入っているのには理由があります。
- 16:8の間欠的断食は、食べる時間帯を絞る方法であり、食事を取らないこと自体が目的ではありません。8時間の中でタンパク質と野菜を十分に取ることで、体調を保てます。
- 短期間の体験談の数字に左右されないようにしましょう。週0.5~1kgのペースを、2週間後も、一か月後も保てるかどうかのほうが重要です。
- めまい、月経不順、眠れないといった変化があれば、すぐに食事制限を緩めてください。体験談よりも、自分の体のサインが優先です。
体験談は始め方の参考になりますが、自分の体に合わせて調整する過程がなければ、同じ食事でも結果は変わります。白鹿潭韓医院では、体質の診断、白鹿感肥錠の処方、食事と生活習慣の指導を一体として考えています。体験談の食事を何度か試しても元に戻ってしまうなら、診察室でご自身のパターンを一緒に確認することが近道です。