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繰り返すめまい、耳だけの問題? – 40代のめまい
ブログ 2025年9月13日

繰り返すめまい、耳だけの問題? – 40代のめまい

崔然昇
崔然昇
代表院長

私が診察室でお会いする患者さんの中には、特に40代の女性が多くいらっしゃいます。

中でも「めまい」を訴える方に頻繁にお会いします。最初は単に疲れているからだろうと軽く考えていたものの、次第に再発性のめまいへとつながり、日常生活だけでなく、心まで疲弊していくケースが少なくありません。

もしかして、あなたもそのような経験をされていますか?

世界がぐるぐると回るような回転性めまい、バランスを取りにくいふらつき感、あるいは、頭がすっきりせず霧がかかったようなぼんやりとした感覚まで。

この苦痛は、単に「めまいがする」という表現だけでは不十分です。いくつもの検査を受けても特に異常がないと言われると、閉塞感とともに「自分が神経質すぎるのか?」という自責の念さえ抱いてしまうものです。

先生、耳の検査も全部しましたし、脳のMRIまで撮ったのですが、何も問題ないと言われました。でも、なぜこんなにめまいが続くのでしょうか?もう何をすればいいのか分かりません…

私にこのような患者さんの声を聞かせていただくたびに、私はめまいが単なる症状の抑制だけでは解決できない「体からの複合的なメッセージ」であることを改めて痛感します。

体に隠された不均衡、まるで空回りする車輪のように

空回りする車輪のように、再発性のめまいは、目に見えない糸のように様々な問題が絡み合っているケースが少なくありません。病院での検査で異常なしと診断された時、多くの方が失望感と無力感を覚えます。

しかし私は、この「異常なし」という結果が、むしろ体が送るより深層的な手がかりだと解釈しています。

単に耳や脳の構造的な問題だけでなく、私たちの体全体の機能的な不均衡、つまり慢性的な不均衡が作り出した信号である可能性があるからです。

40代は、様々な面で転換期となる時期です。職場や家庭での責任感は増大し、特にエストロゲンなどのホルモン変化も始まり出す頃です。

このような変化の中で、ストレス睡眠不足消化不良慢性疲労といった要素が複合的に作用し、私たちの体の繊細なバランスを崩します。私はこれを「自律神経系の乱れ」と表現することがあります。

慢性的なストレスは、自律神経系の中でも交感神経を過度に活性化させ、これは血管を収縮させ、脳への血流循環に微妙な影響を与える可能性があります。夜、しっかり眠れないと、脳は十分に休息できず、疲労が蓄積されます。これらの要素が一つ二つと積み重なると、まるで車輪が空回りするように、私たちの体の全身の不均衡はさらに深刻化します。

特に私が注目しているのは、自律神経系脳血流循環、そして消化機能のつながりです。めまいを抱える方を詳しく見ていくと、単にめまいがするだけでなく、消化が良くなかったり、常に不安で眠りにくかったり、全身が重く疲れているといったことをよく仰います。

これらは個別の症状ではなく、互いに密接に連結された一つのシステムが発する警告音だと言えます。脳への血液が十分に供給されなかったり、自律神経系の調整能力が低下したりすると、脳は小さな刺激にも敏感に反応するようになり、これがめまいとして現れる可能性があります。

体の言葉に耳を傾け、統合的にアプローチする

では、この複合的なメッセージをどのように理解し、解決すべきでしょうか?私はめまいを一時的に抑える症状の抑制よりも、体の言葉を理解し全体的なバランス回復を助ける統合的アプローチが必要だと考えます。

まるで絡まった糸玉を一本一本丁寧に解きほぐすように、患者さん個々人の体調や生活背景に合わせた、きめ細やかな診断と治療が重要なのです。

漢方医学では、めまいを単に「耳だけの問題」として捉えるのではなく、気の巡りの異常血液不足痰飲(たんいん)肝気鬱結(かんきうっけつ)など様々な全身の不均衡の観点から解釈します。

例えば、痰飲(たんいん)は体内の不要な老廃物蓄積によるめまいを、肝気鬱結(かんきうっけつ)はストレスにより体の調整機能が鬱滞して現れるめまいを意味します。

私は患者さんの感覚的な表現一つ一つを重要な手がかりとし、その方にめまいがなぜ始まったのか、どのようなパターンで現れるのかを深く推察していきます。例えば、「天井が回るようです」と「地面が沈むようです」は、全く異なる意味のめまいを示し、それぞれ異なる原因と治療法を示唆しています。

このような理解に基づき、漢方治療は単なる薬ではなく、体の環境を変え、神経や体質のバランスを回復する過程となります。単にめまいを止めることを超えて、その根底にある慢性的な不均衡ストレス睡眠不足消化不良慢性疲労など)を解消することに重点を置きます。

これは自律神経系の安定化を助け、脳血流循環を改善し、消化機能を強化して、体全体の活力を取り戻す道です。

めまいは、体があなたに送る重要なサインです。

このサインを無視して症状ばかりを追いかけると、体はますます大きな声で語りかけるかもしれません。疲れた体と心に耳を傾け、その複合的なメッセージを理解しようとする努力こそが、回復への道へ踏み出す第一歩です。私と一緒に、体に隠された物語を見つけ出し、真の健康を取り戻す旅を始めてみませんか?

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オーダーメイド治療を。

崔然昇

崔然昇 代表院長

治りにくい病気や再発を繰り返す病気のため、複数の医療機関や診療科を経て来院される方を多く診てきました。腹痛、頭痛、動悸、めまい、不眠など、本来は異なる診療科で扱う症状が一人の方に重なって現れることもあります。それぞれの症状に薬を服用してもはっきり改善せず、不調のある状態がいつの間にか日常になっている場合もあります。このようなときは、個々の診断名だけでなく、複数の症状がどのようにつながり、ともに変化しているかを確認します。 現在最もつらい症状だけを伺っても、その経過全体を把握することは困難です。体が最初に変化した時期、病気・手術・出産を経験したとき、薬を始めたり中止したりした後にどのような変化があったかを確認します。体重、食事、睡眠の変化も振り返り、以前の治療で改善した症状と残っている症状を時系列で整理します。 検査結果、診断、これまでの治療経過は、現在の体の状態を把握するために必要な情報です。現代韓医学の臨床研究、現代医学の生理・病理研究、古典医書に蓄積された観察は、同じ体を読み解くための異なる視点です。患者さんを一つの視点に当てはめるのではなく、それぞれの視点が説明できる範囲を見極めながら、別々に扱われてきた症状と治療経過を一緒に理解する手がかりを探します。

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