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漢方薬の副作用 — 長期服用の注意点から成分確認、オーダーメイド処方まで
ブログ 2026年8月3日

漢方薬の副作用 — 長期服用の注意点から成分確認、オーダーメイド処方まで

崔然昇
崔然昇
代表院長

診察室にいると、日に何度も聞く質問があります。「先生、漢方薬は天然成分だから副作用が全然ないのですか?」天然物だから安全だと思うお気持ち、私も理解します。しかし、漢方薬も厳密に医薬品です。体に良いからと言って、無条件に多く、または長く飲むのが正解ではありません。

天然成分だからと言って無条件に安全でしょうか?

多くの方が漢方薬を「薬」よりも「補薬」や「健康食品」程度に考えていらっしゃいます。しかし、漢方製剤は動物、植物、鉱物から採取した生薬を韓医学の原理に基づいて配合して作った医薬品です。良い効果を目標に調剤しても、人の体質と状態によって意図しない反応が出るものです。

![漢方薬の服用後に肺炎が発生した事例のうち、胸水(水)が観察された割合11%を強調する単純な円グラフ。背景には肺のエックス線の単純化されたアイコン配置]](/api/files/assets/2026-08/d6ace05b.jpg?sig=d2b8b2cd888c897b31d141de14362c409c7566c2039341fedfa39a733e115141)

特に問題になるのは「定められた用法と用量」を守らなかった時です。自分の体に合わない成分を長期間摂取したり、専門家の診断なしに任意で服用する習慣が危険を大きくします。研究資料を見ると、天然物医薬品や健康食品も原料がどこから来たとしても、個人の反応によって副作用の報告が絶えず続いています。

無分別な長期服用が招いた危険な事例

最近日本で報告された事例の一つを見ると心が重くなります。76歳の女性患者が風邪の予防をしようとして葛根湯(カコント)を約4ヶ月半にわたって毎日服用したところ、重症薬剤誘発性肺炎にかかりました。通常、葛根湯による肺炎は服用後1ヶ月以内に発生する傾向があるのですが、この患者様は4.5ヶ月間特に問題なく服用していたところ、後になって症状が現れました。

![任意服用と専門家による個別処方の違いを比較する表。(任意服用:危険性高い、予測不可 / 個別処方:安全、効率的な道具)]](/api/files/assets/2026-08/8b333921.jpg?sig=9e5bcbb5da7f421c63e6df2bc82403d58929df762bbb9978ffd07caaa489755e)

双和湯や葛根湯によく含まれる甘草のような成分は、適切に使用すれば優れた薬材ですが、長く飲みすぎると肺炎のような副作用を招くこともあります。以前の研究では、漢方薬で肺炎になった患者のうち、胸部CTで胸水(水)が観察された割合が約11%ほどでした。体を補おうとして、かえって健康を損ねた残念なケースです。

診察室から見る漢方薬の安全な活用法

私が診察中に常に強調する言葉は「文脈(コンテクスト)」です。同じ葛根湯であっても、今自分の体がどのような段階にあるかによって、薬にもなれば毒にもなります。「他の人が良いと言ったから」、「薬局で簡単に手に入るから」という理由で長期間服用することは、本当に危険なことです。

![安全な漢方薬服用法チェックリスト。チェックボックスと共に服用期間の確認、成分の確認、異常症状時の中断、専門家の診断の4つの項目を配置]](/api/files/assets/2026-08/b8be1b9f.jpg?sig=e791d9ac38ecaf985ece8404b4557cec9ddbe6171afd3bbc7eac1347040d4a2f)

漢方薬の核心は、体質と症状に合わせた「オーダーメイド処方」です。例えば、不眠症の治療に用いられる酸棗仁安神(Zaoren Anshen)カプセルは、臨床的有効率の面で西洋医学的治療と比較した際、2g[1]の用量など特定の条件下で統計的な差がないという研究結果があるほど、体系的なアプローチが可能です。正確な診断の下で処方された漢方薬は安全かつ効率的な道具となりますが、任意に服用した薬はどのような反応を引き起こすか予測できません。

今すぐ実践する安全な漢方薬の服用法

では、どのようにすれば副作用の心配なく漢方薬を使えるでしょうか。いくつかポイントを挙げます。

  • 服用期間を確認してください。 風邪薬のように一時的な症状を抑える薬を数ヶ月間飲み続けるのは危険です。一定期間服用した場合は、必ず専門家と相談して状態を点検しなければなりません。

  • 成分を細かく確認してください。 特に甘草のように長期服用時に注意が必要な成分が入っているか、自分の体質と衝突しないかを確認する過程が必要です。

  • 異常症状がある場合は直ちに中断してください。 軽い消化不良や皮膚の発疹、予想外の咳や痛みを感じた場合、「薬の効き目だろう」と見過ごさず、すぐに服用を止めて韓医院を受診してください。

  • 専門家の診断を優先してください。 市販の一般漢方製剤と、韓医師が診療後に処方するオーダーメイド漢方薬は、設計原理から異なります。現在の代謝状態と体質をまず把握することが先決です。

健康になるために飲む薬が、かえって負担になってはいけません。自分の体の声に耳を傾け、専門家のガイドに従うことが最も早い回復への道です。

これまで体質に合わない薬を飲んでいたり、ダイエットや健康管理のために漢方薬を検討されていたりした場合は、いつでも気軽にご相談ください。白鹿感肥錠(Baekrok Gambi-jung tablet)プログラムをご利用いただければ、個人の体質と代謝状態を詳細に分析し、より安全で効果的な結果を期待できます。次回ご来院の際に、現在の状態に合った最適な服用法を一緒に見つけましょう。

References

[1] Efficacy and safety of Zaoren Anshen capsules in the treatment of insomnia: A meta-analysis of randomized controlled trials. (Medicine, 2020) — https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32028417/


参考資料

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崔然昇

崔然昇 代表院長

治りにくい病気や再発を繰り返す病気のため、複数の医療機関や診療科を経て来院される方を多く診てきました。腹痛、頭痛、動悸、めまい、不眠など、本来は異なる診療科で扱う症状が一人の方に重なって現れることもあります。それぞれの症状に薬を服用してもはっきり改善せず、不調のある状態がいつの間にか日常になっている場合もあります。このようなときは、個々の診断名だけでなく、複数の症状がどのようにつながり、ともに変化しているかを確認します。 現在最もつらい症状だけを伺っても、その経過全体を把握することは困難です。体が最初に変化した時期、病気・手術・出産を経験したとき、薬を始めたり中止したりした後にどのような変化があったかを確認します。体重、食事、睡眠の変化も振り返り、以前の治療で改善した症状と残っている症状を時系列で整理します。 検査結果、診断、これまでの治療経過は、現在の体の状態を把握するために必要な情報です。現代韓医学の臨床研究、現代医学の生理・病理研究、古典医書に蓄積された観察は、同じ体を読み解くための異なる視点です。患者さんを一つの視点に当てはめるのではなく、それぞれの視点が説明できる範囲を見極めながら、別々に扱われてきた症状と治療経過を一緒に理解する手がかりを探します。

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