ピラティスのダイエット効果 — 体幹の安定性、代謝の健康、運動習慣について
「先生、ピラティスだけで本当に痩せますか?」

ダイエットの相談で、とてもよく聞かれる質問です。体のラインを整えるとはよく聞くけれど、実際に体重を減らすためにどれくらい役立つのか、気になる方も多いでしょう。
ピラティスがダイエットを助ける背景
減量を希望する方に共通して見られることの一つが、身体活動の不足です。世界保健機関(WHO)によると、世界の成人のうち十分な身体活動を行っている割合は**31%**にとどまるとされています。体を動かす機会が少ないと、代謝が緩やかになり、太りやすい環境につながります。

このような視点から、ピラティスは有用な選択肢になります。ピラティスは1920年にジョセフ・ピラティスが、筋力、体幹の安定性、柔軟性、筋肉のコントロール、姿勢、呼吸に重点を置いて考案した心身の運動です。汗をかくだけでなく、体をコントロールする力を育てるため、運動習慣がない方が自然に活動量を増やす出発点にもなります。
8週間の変化に見る、代謝の健康への効果
実際に体重や代謝へどのような影響があるのでしょうか。ある研究では、BMI(体格指数)が23kg/m²以上の過体重または肥満の女性40人を対象に実験を行いました。
そのうち介入群が8週間ピラティスのプログラムに参加したところ、有意な変化が観察されました。特に、週3回、1時間ほどの、ややきつい強度で全身を動かすプログラムを行うと、代謝の健康が改善する傾向が見られました。血糖を調節する働きや、血中脂質の数値に良い変化が現れたのです。
体重の数字を減らすだけでなく、代謝効率を高めることが大切です。ピラティスは深層の筋肉を鍛えて基礎代謝を支え、体の巡りを助けることで、減量に取り組みやすい体の状態を整えます。
運動強度を踏まえた、現実的な減量の考え方
もちろん、ピラティスだけで体重が劇的に変わることを期待すると、物足りない場合もあります。例えば、ガールズグループのダンス練習のように、一日3~5時間以上続ける高強度の有酸素運動は、一時間当たり400~600kcal以上を消費し、体脂肪を速く減らします。

ただ、誰もが毎日何時間も踊れるわけではありません。だからこそ、続けられる習慣が大切です。BLACKPINKのジスさんのように週3~4回ピラティスを続けて体力を管理したり、シン・ボンソンさんのように週1回でも難しい動きに取り組んで筋力を保ったりする方法は、現実的な例です。
体脂肪を燃やす速度は有酸素運動より遅いかもしれませんが、ピラティスは体幹の安定性を高め、体型をすっきりさせ、ほかの高強度の運動にも対応できる体力をつくります。
韓医学から見たピラティスと体の巡り
韓医学では、ダイエットを単に「食べる量を減らして動く量を増やすこと」とは考えません。体にたまった老廃物である痰飲や瘀血がどれくらい排出されるか、という巡りの視点からも捉えます。
ピラティスの中心となる呼吸やストレッチは、韓医学でいう気血の巡りを促す働きと似ています。硬くなった筋肉が緩み、体幹に力がつくと、滞っていたエネルギーが流れ、むくみが減り、代謝で生じた不要なものが排出されやすい環境が整います。
特に腹部の体幹を鍛える動きは、臓器の働きを活性化し、消化吸収や排泄を助けるため、体質的にむくみや重さを感じやすい方にもおすすめしたい運動です。
自分に合うピラティスの取り入れ方
始めようと考えている方に、診察室でお伝えする目安をまとめます。


目的に合う種類を選びましょう。 道具を使わず自分の体重を利用するマットピラティス、ばねの抵抗を使うマシンピラティス、バレルなどを使う運動まで、さまざまな方法があります。
決められた体系に沿うクラシカルピラティスと、個人の体型の問題を調整するモダンピラティスの中から、現在の状態に合う方法を選ぶと効率的です。
強度よりも頻度を重視しましょう。 最初から無理をせず、週2~3回程度から始め、体を動きに慣らすことが大切です。
食事との組み合わせを忘れないでください。 ピラティスで代謝の土台を整えたら、適切な栄養摂取を加えることで、実際の体脂肪の減少につながりやすくなります。
運動を始めると体が張る方や、気力が乏しく運動自体がつらい方もいるでしょう。その場合は、ただ我慢するのではなく、まず体質と現在の代謝状態を確認することをおすすめします。
ピラティスで体の中心を整え、白鹿感肥錠プログラムを組み合わせて新陳代謝を高めることで、より健康的で満足できる結果を期待できます。まずは軽いストレッチから始め、体の変化を感じたら、診察の際にいつでもお話しください。
参考資料